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Wedding Dialogue
03-02[Tue] Miniature Day 「トイレに起きると、月日由未」 『あれ、亜狼くんだ』 「由未がじいさんと一緒にAV観てる!」 『AVじゃないよ。十八禁だけど、芸術映画だよ?』 「いや、問題は十八禁であるというところなのだが!」 『亜狼くんも、この映画のような奉仕を受けたい?』 「無視された!」 『亜狼くんがしたいのなら、してもいいよ?』 「―――馬鹿言うなよ。オレたちは家族だろう?」 『あ……亜狼くんは、優しいね……』 スーパーファミリーコンプレックス。 03-03[Wed] Girl's Festival 『亜狼くんは優しいね』 「すっかり決め台詞だな」 『子供のように純粋で、でも我儘じゃなくて』 「……由未?」 『助けたあとで護ってくれる、優しい白馬の王子様みたい』 「みたいって……某国の王子だよ? 天城亜狼は」 『なに言ってるの?』 「すっげえ冷たい目で見られた!」 『でもだけど、わたしは十分幸せになったから』 「え……?」 『だからブーケは、あの子にあげる』 『末永くお幸せにね、お兄ちゃん』 明かりをつけましょう、お花をあげましょう。 03-04[Thu] Machine Day 『そして復讐の物語は幕を閉じた』 「しかし依然としてオレたちは対話を続けている」 『それはどうして?』 「ここが舞台裏だからさ」 『なるほどね。お疲れさまでした!』 「帰る気満々!?」 『早く家に帰って引きこもらないと』 「なにひとつ変わっていない!」 「ということで、あと少しだけ続く番外の世界」 『蛇足の蛇足を、お楽しみに!』 セラフィックゲート。 03-05[Fri] Coral Day 『じゃ、学校に行ってくるね』 「待て。何故学校にロープを持って行く」 『突然大縄飛びをしたくなったとき、便利』 「滅多にないよ! 我慢しろよ!」 『この蝋燭は停電になったとき、必須』 「携帯するものじゃないだろうよ! 懐中電灯にしろよ!」 『このアイピロウは西瓜割りをしたいときに』 「春先に西瓜割りをする機会があるのか!?」 「あまりクラスメイトを虐めるんじゃないぞ?」 『大丈夫。調子に乗るほど子供じゃないよ』 サディスティック解禁。 03-06[Sat] Younger Brother's Day 『友達ができたの』 「……それは人間の?」 『当たり前じゃない。なに言ってるの?』 「新巻鮭を友達と言い張った子に馬鹿にされた!」 「連れて来ているのか?」 『うん。友達の道化師くん』 「! 友達に犬の首輪付けて鎖で繋いでるよこの子ー!」 復讐のホワイト・ホワイトデー。 03-07[Sun] Fire Service Day 『友達ができたの』 「……久しぶりだな、秘密有希」 『あれ? 知り合いなの?』 「再戦を申し込む!」 『亜狼くんが年下の女の子を襲ったよー!?』 『あの、道具とか要る? 部屋にあるよ?』 「違うんだ、待ってくれ! こいつはこんな簡単に押し倒される奴じゃないんだ!」 猫かぶりのドラゴン。 03-08[Mon] Souvenir Day 「そういえば有希は由未になにをしたんだ?」 『道行く先々に猫を放されたりとか』 「地味だ! ていうかあいつの友達、猫かよ!」 『家の前に捨て猫を移動させたりとか』 「それはただ拾って欲しかっただけじゃないかな!」 『だからわたしは、新巻鮭を送ることで仕返しを完成させるよ』 「それはきっとアイツも喜ぶっていうかオレの怪我はなんの為に……!」 ねここねこ。 03-09[Tue] Thank You Day 『ところで亜狼くんはどうしてわたしが妹だと気付かないの?』 「いやだって、由未は一言もそんなこと言わなかったじゃないか」 『同じドイツ人と日本人のダブルなのに』 「いや、でもあまり似ていないしさ」 『それに「亜狼くんもおじいちゃんの孫だよ」って言ったじゃない』 「遠回しすぎるよ! 近い親戚なのかな、程度に捉えるよ!」 『そしてアポローグでは「助けてお兄ちゃん」と衆人環視の中叫んでいるのに』 「やー、あれは甘えん坊モード入ってたから出た台詞なのかなーと」 「というか、その直前の台詞に驚いてそんなこと気にしてられないよね普通」 『亜狼くん以外の人はみんな気にしていたと思うよ。警察官の人とか』 主人公ひとりだけが気付かない逆叙述トリック。 03-10[Wed] Sugar Day 「いや、本当は嘘なんだ」 『なにが?』 「本当は由未が妹だって気付いていたんだ、それも初めから」 『……そうは見えなかったけど?』 「言ってしまったら、告白できなくなるじゃないか」 「抱き枕にできなくなるじゃないか!」 『……抱き枕にしたかったんだ……可愛い……』 純情カタルシス。 03-11[Thu] Panda Day 『友達ができたの』 「おまえは―――」 『五年生の秘密有希ちゃん』 「再戦を申し込む!」 『亜狼くんが年下の女の子を襲ったよー!?』 『あの、道具とか要る? 部屋にあるよ?』 「要らないよ! 違うんだ、待ってくれ! こいつはこんな簡単に押し倒される奴じゃないんだ!」 猫かぶりの虎の子。 03-12[Fri] Sunday-Holiday Day 『あれ、亜狼くんだ』 「いよう」 『どうしてお風呂に入っているの?』 「身体を温める為だ」 『えっと、どうして真っ暗にしているの?』 「湯船でなにをするわけでもないんだ。電気を付ける意味もない」 『あ、なるほど。納得だよ』 「由未もお風呂を浴びに来たんだよな?」 『うん。でもあとでいいよ。出て行く』 「いや、いいよ。どうせ見えない。オレは身体を洗っているから、湯船に入れ」 『そう? それならお言葉に甘えるよ』 タナトスの花。 03-13[Sat] Sandwich Day 「あっ、サンドウィッチデーだって!」 『あまり関係ないよね、記念日の表記』 「一応見てから対話しているから、たまにテーマにしているんだけどな」 『それなら今日は、どんな話に?』 「有希の再登場。両手に花束!」 『嬉しいの?』 「いや、ふたりとも暴力を振るうから微妙なところだ……」 「サンドウィッチの具の気持ちになってくれよ」 『お母さんみたいなこと言ってる』 毎日が記念日。 03-14[Sun] White Day 「誕生日おめでとう!」 『ありがとう。開けていい?』 「中身はウェディングドレスだよ」 『……すごい。こんなの、どこから』 「オレだって小銭くらいは稼げるさ」 『あまり家に居ないと思ったら、働いてたんだ』 「そしてハッピーホワイトデー!」 『……手作りのお菓子?』 「ごめんな。オレ料理できないからさ、すっげえ不味いと思うけど」 『ううん。ありがとう』 『苦いの飲むのは、慣れてるから』 「ホワイトデーに聞きたくなかった言葉をありがとう!」 自分で調理したものしか食べられない女の子の、唯一の例外。 03-15[Mon] Buddha's Death 『子供の頃の忘れものシリーズファイナル』 「由未、今夜オレの部屋に来てくれ」 『……ひとりじゃ眠れないの?』 「え、いや、違―――」 『亜狼くんは甘えん坊さんだね』 「―――目をキラキラさせている由未になにも言えない天城亜狼であった!」 『一緒に眠ってあげるよ』 「……これはこれで心地いいから、いいけどさ」 セックスレス・ダイアログ。 03-16[Tue] Sixteen-Dumpling Day 「おまえのかーちゃんでーべそ!」 『お母さん一緒なのに!』 相手の身内を侮辱するという最悪。 03-17[Wed] St. Patrick's Day 「どうだった? 六年生を送る会」 『みんなとても良くしてくれたよ』 「恐怖のサディスト娘をやっと追い出せるって気分だったのだろうネ」 『でもだけど、他のクラスの六年生は不安な顔してた』 「琥珀色中学校で同じクラスにならないとも限らないからネ」 『それと新しく来た先生に恋の告白をされたよ』 「埋めに行こう」 『ちゃんと断ったよ!』 『誰かに復讐されても文句言えないね、わたしたち』 「気にするなよ。オレたちはサディスト兄妹だ」 きみの痛みを、せめて悦んであげる。 03-18[Thu] Spirit Day 「由未がゴシックロリータファッションだ!」 『ロリータの要素はどこにもないよ』 「由未自身が」 『シスター・パンチ!』 「痛い! ていうか事実小学生なんだからいいじゃないか!」 『だって、今日は卒業式』 『それじゃあ―――復讐を、卒業してくるね』 「行ってらっしゃい」 黒と白。 03-19[Fri] Music Day 「子供の頃の勘違いシリーズ、ゼロ」 『シリーズを取られた!』 「異父兄妹は結婚できると思ってた」 『できないの?』 「戸籍上はできても、道徳的には認められていない」 『子供の血が濃くなるからね』 「それでもオレは、それこそがこの物語の結末に相応しいと思う」 『父親と母親と父親の、それは破綻した三角関係の結末として?』 『それならわたしは、その原初の物語を拒絶する』 『わたしはもう、お母さんの遺言抜きで亜狼くんのことが好き』 「……その言葉を、待っていたよ」 『わたしたちに相応しい物語を、これから作っていこう?』 「ああ! オレの行く道に、付き合ってくれ!」 『任されたよっ』 物語は―――歪曲する! 03-20[Sat] Pocket Calculator Day 『明日の夕方、予定ある?』 「いや、暇だけど。どこか行くか?」 『映画のチケットがあるんだ』 「超インドアな由未が予約を取れるように! オレは嬉しい!」 『この映画、友達と観に行ってもいいかな?』 「え、オレの予定を聞いた意味は!?」 「いいよ。車に気を付けてな」 『うん。留守番をお願いするよ』 アーチャー・ダイアログ。 03-21[Sun] Hypnotism Day 「健やかなるときも」 『病めるときも』 「喜びのときも」 『哀しみのときも』 「富めるときも」 『貧しきときも』 「これを愛し」 『これを敬い』 「これを助け」 『これを慰め』 「その命ある限り」 『死がふたりを分かつまで』 「ともに歩み続けることを誓いますか―――?」 『……なんでわたしネガティブなのばっか!』 「台無しなこと言われた!」 オラクルウェディング。 (log1-12.html/2004-03-21) /キャスト-Silver&Gold-へ |
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