ログ>オラクルウェディング>シークレット・ダイアログ(3) | ||
Sercret Dialogue(3)
07-10[Sat] Easy Love's Day 『天城先輩、好き好き大好き超愛してます!』 「商店街のど真ん中で告白するな!」 『恥も忍ばぬ花の十一歳』 「まったく、親の顔が見てみたい」 『両親に会ってくださるんですか!?』 「なんというポジティブシンキング!」 風浦可符香。 07-11[Sun] Roller Coaster Day 「有希は働いていたのか」 『異国ではよくあることです』 「平日は学校と手伝いがあるから、だから家に来なかったんだな」 『それは理由の一部に過ぎず、毎日行くのは迷惑だと考えただけです』 「寂しいこと言うなよ。そうだな、それなら夏休みはオレの方から遊びに出向こう」 『本当ですか?』 「ああ。有希の行動力に甘えていては、いい加減で駄目な男になりそうだ」 『ははあ、さしずめ私は魔性の女ですね』 「というよりは押しかけ女房―――って前にも言った気がするな、これ」 ニシヘヒガシヘ。 07-18[Sun] Bee Balm 「そして夏休みの始まり」 『花屋に訪れる先輩の姿』 「召し上がりで!」 『飲食店じゃありません!』 「土の中に花が入っていたぞ!」 『当たり前じゃないですか!』 「この花はキミより美しい☆」 『フラワー・パンチ―――!』 『営業妨害です』 「ごめんなさい」 ファイアフラワー。 07-19[Mon] Dutchman's Pipe Cactus 『そしてまたあるときは、箒星学園』 「有希はどの部活動を?」 『剣道部です』 「なるほど、確かに有希は剣士の戦い方だった」 『剣士は天空踵落としなどしないと思いますが』 「有希ほどの運動神経があれば個人戦の優勝も夢ではないだろう」 『ああ、いえ―――』 『防具を買わない幽霊部員なので』 「一撃も喰らわないが故に防具は要らないと!」 虚刀流。 07-20[Tue] Marine Day 「有希はまるで由未を反転したような能力値だな」 『そんな、由未ちゃんは由未ちゃんで私は私ですよ?』 「勉強はできるのか?」 『まだ小学生なので、なんとも』 「九十点以下は取らない感じか」 『……はい』 「オレの出番がないな」 『先輩は割と過保護ですよね』 来年は、五教科四百点。 07-21[Wed] Wedding Performed According to Shinto Rites 『それならデートをしましょう!』 「すまない、明日と明後日、それから来週は補習なんだ」 『補習? 先輩、赤点でも取ったんですか?』 「まあね。それも全教科まんべんなく」 『……勉強を、見て差し上げましょうか?』 「二歳年下に見てもらうほど落ちぶれてないよ!」 「冗談だ。機会があれば学校に行きたいだけ」 『学校と結婚しそうな勢いですね』 将来は、学校の先生。 07-24[Sat] Story Comic Day 『だーれだっ』 「琥珀色中学校の天城亜狼だ!」 『先輩の名前を聞いたわけでは!』 シルバーウルフ。 07-25[Sun] Maximum Temperature 『だーれだっ』 「口を押さえるなっ!」 『しゃ、喋った!?』 「任せろよ」 つきひゆみ、ひみつゆき。 08-01[Sun] Water Week 『先輩、憶えていますか?』 「追想に消えた永遠の世界を?」 『知りません。温泉旅行です』 「ゴールデンウィークの戦利品か!」 『明日から五泊六日、いつもの四人で行きませんか?』 「いや、それは有希のものだ。有希の家族と行けばいい」 『いえ、私の家族は―――』 『九人、居ますから』 「それは大家族だな!」 うちの大家族。 08-02[Mon] Pedestrian Precinct 「由未、準備はできたか? 旅行に包丁は要らないぞ?」 『湯けむり殺人事件ですね』 「由未は人を刺したりしない―――と思う」 『希望的観測!?』 「由未と有希は後部座席な」 『おじいさん、また同じ車を買ったんですね』 「いや、これは修理に出したんだ」 『アクセル全開で昇降口を大破したのに!?』 『そっか、ふたりとも無傷でしたもんね……』 「強化装甲にも程があるよな」 精神コマンド、鉄壁。 08-03[Tue] Honey Day 『部屋割りは男女別ですか』 「不服か?」 『由未ちゃんは、生まれたときからおじいさんと暮らしていました』 「由未から聞いたのか」 『そして私は先輩のことが大好きです』 「たぶんメインはそっちなのだろうなあ」 『私を抱いてください!』 「一足飛び!?」 「いいよ。温泉から部屋まで同じ組み合わせじゃつまらない」 『わ、わぁ、言ってみるものですねっ!』 その信頼は絶大で、復讐劇に天城亜狼を選ばなかったほど。 08-04[Wed] Bridge Day 「板を挟んで、男湯と女湯」 『先輩、由未ちゃんが裸です』 「……当たり前じゃないか」 『おや、意外と胸が』 「あるわけないと思うんだ」 『腰は驚くほど細く、されど胸もお尻も薄いから目立ちません』 「…………」 「見たことあるよ」 『見たことあるの!?』 人魚姫に、胸は要らない。 08-05[Thu] Box Day 「卓球勝負だ!」 『いいですよ。私は由未ちゃんと組みましょう』 「男子対女子とは、卓球を甘く見ては……」 『キャッツアイ・サーブ!』 「…………」 『ブラックキャット・スマッシュ!』 「…………」 「好きな相手にも手加減しないなんて、有希はあるいは悪の大王なのかもしれないな」 『善悪に頓着しないのが、最近の流行ですから』 ゴン=フリークス。 08-06[Fri] "Hallo" Day 『先輩と寝るなんて、夢のようです』 「いい夢見ろよ」 『少しくらいお喋りしましょうよ!』 「なんだかとっても眠たいんだ」 『嫌! 嫌です! 私より一秒でも長く起きてるって、約束したじゃないですかッ!』 「それならいつものようにオレを蹴ればいい」 『蹴ればって、それはつまり……』 『先輩はマゾヒストなんですか?』 「一緒に寝ようと誘うのは時期尚早だったか!」 ナイトルート回避。 08-07[Sat] Flower Day 『さて、楽しかった温泉旅館とも今日でお別れですね』 「有希、じいさんがお土産買ってくれるってさ」 『本当ですか? それなら家族の餌と、あとはこの木刀を』 「木刀? 剣道部なのに、そんな安物でいいのか?」 『先輩に叩き斬られた木刀も、修学旅行のお土産ですよ?』 「オレは千円の木刀に圧倒されていたのか……!?」 「オレも買う。再戦を申し込む!」 『得物くらい固定した方がいいですよ?』 スティールハント。 08-08[Sun] "Filial Piety" Day 「家に帰ると、ひたすら幸せそうに料理を作る由未の姿」 『キッチンが彼女のフィールドなのですね』 「旅館の料理も、事情を説明して自分で作っていたくらいだからな」 『過去のトラウマが未だ根強いんですね』 「中学校が学食と弁当で助かったが、社会に出ると困るんじゃないか?」 『社会に出さなければいいじゃないですか』 『料理の腕はずば抜けていて、他の家事だってそつなくこなして、主人の望むことなら飲み込んで、仕事と近所付き合いができないのは優越感と独占欲を満たす為の檻』 『私、飼いたいです!』 「由未はオレのだ! じゃなくてペットじゃない!」 聖少女領域。 08-09[Mon] 11 o'clock 2 Minutes 『由未ちゃんじゃないですけど、やっぱり家は落ち着きますね』 「問題はここが有希の家じゃないことくらいだな」 『おじいさんに頼んだら、住み込み家政婦を許してくれるでしょうか』 「たぶん働かなくても許すだろうけど、有希には有希の家があるだろう」 『そうでした。それなら現状が最善で、きっと夢にまで見た桃源郷なのでしょうね』 「いや、これから先オレたちはもっと幸せになれるはずだ」 『本当ですか?』 『先輩にプロポーズされました!』 「有希の言葉はいつも予想のひとつ先だな!」 僕と彼女と彼女の生きる道。 08-10[Tue] Road Day 『子供の素朴な疑問シリーズ、ラスト四本!』 「忘れかけていた!」 『高いところに居ると地面に吸い込まれそうになるのは、どうして?』 「海を泳ぐ感覚は、空を飛ぶ感覚に似ているだろう?」 『プールに入ったことがないので分かりませんが、そう言いますね』 「海から陸へと上がった人類は、だから、空を飛びたいんだ」 『よかった。それならこれは、自殺願望なんかじゃないんですね』 「有希なら四階から落ちても怪我ひとつしない気がするけどな」 『そんな、怪我のひとつくらいはしますよ』 「やっぱり命には関わらないのか!?」 つばさキャット。 08-11[Wed] "Hold Out" Day 「明日は有希の家に行こう!」 『猫の目のように唐突ですね』 「夏休みも半分が過ぎてしまったからな」 『分かりました。玄関に黒板消しを用意して待っています』 「いや、玄関を開けるのは家主だから!」 『それなら直接この手で黒板消しを……!』 「悪戯から犯罪へと変わる瞬間を目の当たりにしてしまった……!」 悪戯土竜。 08-12[Thu] International Day of Younger Generation 『長峰の屋敷から桜色病院を経由して、大通りへ』 「環状線になっている愉快な道路だな」 『北に向かって七つ目の信号を右に入り、迷い坂へ』 「琥珀色商店街とは反対方向だぞ?」 『そこからできうる限り上に登るよう意識すると、迷わずの森』 「異世界めいた空間だな……」 『あとはただひたすら道なりに進めば―――』 『ここが私の、孤児院です』 「……これが烏山教会」 秘密有希ルート、突入。 (log1-15.html/2004-08-12) /シークレット・ダイアログ(4)へ |
Oracle Wedding
キャスト-Silver&Gold- モノローグ-Cross Chronicle- シークレット・ダイアログ(1) シークレット・ダイアログ(2) シークレット・ダイアログ(3) シークレット・ダイアログ(4) コルローグ-Healing Planet- オルタナティブ・ダイアログ シスター・ダイアログ(4) エピローグ-Oracle Wedding- |