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Sercret Dialogue(2)
04-24[Sat] Spring Snow 『花より団子より先輩が好きです!』 「そうまで言われると心も揺らぐ」 『でも私、団子より花の方が好きです』 「その発言はどう受け取れば!?」 花やか梅ちゃん。 04-25[Sun] Acquisition Day 『もしもし先輩、秘密有希です』 「いまあなたの家の前に居るのか?」 『居たら電話しません!』 リカちゃん人間。 04-29[Thu] Greenery Day 『ご主人様』 「え? オレ?」 『はご在宅ですかって、電話です』 「あ、ああ! 代わるよ! 任せてよ!」 祖父と妹は電話を取らない。 05-02[Sun] Pencil Day 『あっという間に五月ですね』 「有希。明日の午後、空いてるか?」 『夕方までなら』 「町内のテニス大会があるんだ」 『賞品は?』 「温泉旅行」 『お付き合いします!』 「ふたりの力を合わせれば町内最強だぜ!」 「って由未がじいさんと組んでる! 何故!」 『きっと彼女は先輩よりおじいさんの方が痛い痛いです暴力反対!』 チーム・ジャーマンスピリッツ。 05-03[Mon] Constitution Memorial Day 「オーバーヘッド・スマーッシュ!」 『順調に準決勝ですね』 「次の相手は月日由未と長峰葉平か……」 『そのふたりが水筒を抱えてこっちにやって来ましたよ』 「ラッキー、丁度喉が渇いていたんだ」 『! 先輩、飲んじゃ駄目です!』 「ゴクゴク。ばたんきゅー」 『先輩に珈琲を飲ませるなんて、本気なんですね由未ちゃん……』 『でもだけど、テニスはひとりでもできるんですよ?』 チーム・金銀花。 05-04[Tue] Holiday for a Nation 「ここは……」 『あ、先輩。おはようございます』 「有希。あれからどうなったんだ?」 『殆どおじいさんとの一騎打ちだったんですけど、それは若さに任せて勝ちました』 「となると決勝戦に進んだのか。最後の相手は?」 『教会の神父とシスターで、試合時間は一時間にも及びました』 「ひとりで一時間耐えきっただけでもすごいよ」 『いえ、それが優賞してしまいました』 『賞品の夏の温泉旅行、四名様ご招待です!』 「っはは、オレはとんでもない子をパートナーにしていたみたいだ!」 セブンス・チルドレン。 05-05[Wed] Children's Day 「ところでこの町には教会があるのか?」 『はい。町外れもいいところですけど、孤児院を兼ねていて割に有名ですよ』 「そうなのか。越してからあまり経っていないからな、由未は外に出ないし」 『それなら案内しましょう。この町は私の箱庭ですから』 「箱を付けた意味がよく分からないが、頼むよ」 『西の端にあるのは長峰の屋敷と桜色病院』 「やっぱり有名なのか」 『東の端にあるのは琥珀町団地』 「新旧三十号棟まであるのか!」 『南の端にあるのは琥珀町商店街』 「ここはよく利用するよ」 『そして北の端にあるのは迷い坂と迷わずの森と烏山教会』 『中央にあるのが琥珀色中学校で、箒星学園は隣町です』 「初めてオレはこの町のことを理解したよ」 世界は拡がる。 05-08[Sat] Henri Dunant Birthday 『由未ちゃんに買い物を頼まれました』 「ああ、それなら付き合おう」 『……買い物くらいひとりでできますよ?』 「いや、渡されたメモ帳を見てみろ」 『お米三十キロ、牛挽肉五キロ、卵十パック、玉葱三十個……』 「合計六十キロを超える」 『この家の冷蔵庫は魔窟ですか!?』 引きこもりフィーバー。 05-09[Sun] Ice Cream Day 『五百円玉を拾ってしまいました』 「それをどう扱うかで、有希の性格が決まるな」 『木を隠すなら森の中!』 「堂々と財布の中に仕舞った!」 『冗談です。先輩にあげます』 「そういう問題じゃない!」 「というより、別に自分のものにしても常識の範囲内だと思うんだ」 『五百円玉何枚から常識の範囲外ですか?』 ゼニ投げ。 05-16[Sun] Forbidden Have Sex Day 「王様ゲームをしよう」 『私王様です』 「オレは神様」 『神様!?』 「じいさんは仏様で由未は如何様か」 『如何様!?』 「ひとつだけ願いを叶えてやろう」 『神様が言うこと聞くんですね……』 『肩を揉んでください』 「恐ろしいほど盛り上がらない!」 神様家族。 05-22[Sat] Girl Scout's Day 「こんなところに猫が」 『……にゃーん』 「なでなで」 『にゃごにゃご』 「うりうり」 『ふにゃー……』 『ひどく犯された気分です……』 「か、顔しか触ってないじゃないか」 スキンシップレベルアップ。 05-23[Sun] Love Letter Day 『子供の素朴な疑問シリーズ、ラスト五本!』 「カウントダウン形式か!」 『十キロのお米を持つより、二十六キロの女の子を持つ方が軽く感じるのは何故?』 「持ちやすいからじゃないか? 勝手に重心を合わせてくれるし」 『やっぱり先輩は由未ちゃんを抱いたことがあったんですね』 「それを知りたいが為の嘘疑問か!」 「そして有希も由未を抱き上げたことがあるんだな」 『それはだって、年上なのにあそこまで小さいと悪戯心が』 プレセア。 05-30[Sun] Zero Dust Day 「有希」 『天城先輩』 「商店街で会うなんて珍しい」 『というよりは、初めてですね』 「なにか買い物か?」 『いえ、財布は持ってきていません』 「それなら散策か」 『靴も履いていません』 「…………」 『お魚くわえたドラ猫を追いかけていたらいつの間にこんなところに』 「それを言いたかっただけかっ!」 琥珀町商店街。 06-06[Sun] Older Brother's Day 『天城先輩、頬に絆創膏が』 「ドラ猫に引っかかれてね」 『ドラ猫……』 『ドラ猫なんてこの町に居るんですか?』 「有希がそれを言うのか?」 頬の傷は体育祭の練習。 06-13[Sun] Small Kindness Day 「そして迎えた体育祭!」 『まさかの乱入、秘密有希!』 「驚きつつも裂帛の気合いでオレが獲得した点数は二百七十六点!」 『そして二年生の友達に成り代わって私が獲得した点数は三百点!』 「勝者にのみ二十五点が与えられる最後の競技で勝負は決まる!」 『その名はクッキング・スタジアム!』 「オチは見えても、されどそこに月日由未は居ない―――!」 「それで本当にオレが勝つというのだから世の中分からない」 『料理はできないのです……!』 月日由未は零点。 06-14[Mon] Flag Day 「振替休日に箒星学園へと赴くと、秘密有希」 『先輩。好きです』 「サブリミナル効果だな」 『それはそれとして、復讐の舞台になんの用でしょう?』 「小学生でもナンパしようと思ってね」 『連日連夜告白している私の立場は!?』 「そうか、有希は小学生だったのだっけ!」 『ねっこぱーんち!』 『本当はその後の学園が上手く機能しているかどうかを確かめに来たのでしょう?』 「そういうこと言うから小学生に見えないって褒め言葉だったのに、ばたんきゅー」 正中線五段突き。 06-20[Sun] Peppermint Day 「ここが琥珀町団地か」 『この貧乏人どもが』 「……なに、いまの」 『先輩の心の声です』 「オレだって少し前まで、六畳一間のワンルームでふたり暮らししていたんだぞ?」 『そうなんですか?』 「ああ。じいさんには六百万円の金を借りているし、それも増える一方だ」 『ろっぴゃくまんえん―――』 『天城先輩が人殺しだなんて思いませんでした!』 「ものすごい発想の飛躍!」 白馬のお爺様。 06-26[Sat] ThunderBolt Memorial Day 「有希はこの団地に住んでいるのか?」 『なっ、なにを根拠に?』 「いや、新旧三十号棟もあるのなら、かなりの確率でそうなるかなと思って」 『……アスレチックデートで、お金を持っていないことを証明してしまいましたしね』 「そもそも雛祭りの復讐劇で、お金目当てって言ってたしな」 『ええ。流石先輩です。その冴え渡る名推理!』 『―――はすべて不正解で、私はこの団地の住民ではないのです!』 「なっ! うは、超恥ずかしい……!」 真中奈苺。 06-27[Sun] Heren Keller Birthday 「貧乏草だ」 『ハルジオンです』 「そんな名前だったのか。詳しいな」 『えへへ。お花にはうるさいですよ?』 「有希はいつもうるさいじゃないか」 『ごめんなさい』 「素直に謝られた! オレを悪者に仕立てるつもりだな!?」 花言葉は、追想の愛。 07-04[Sun] Pear's Day 『いらっしゃいませ』 「とりあえずビール」 『先輩、未成年じゃないですか』 「それなら珈琲」 『飲めないじゃないですか』 「アレもないコレもない、それならここは何屋なんだ!」 『花屋です』 「なんと花屋!」 「団地でも孤児院でもなく、商店街が有希の家だったとは」 『それは水を怖れて裸足で歩いても無理ない範囲ですよね』 ワーキング・ダイアログ。 (log1-14.html/2004-07-04) /シークレット・ダイアログ(3)へ |
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