梅
ログモノローグ>ダークサイド・モノローグ(後編)
Dark Side Monologue(2)
2003-03-20[Fri]
やって後悔するのとやらずに後悔するのなら、聞こえは前者の方がいいけれど。
周りのことを考えるとやらない方が絶対にいいのだと体感した。
やるのなら、後悔のないように。絶対に成功させるしかないんだ。
2003-03-24[Mon]
ふたりの男とひとりの女という図式をいたく気に入る。
おそらくは停滞しているからで、きっとたぶん儚いから。
王子様がふたり居てもいいと思いませんか。
2003-03-31[Mon]
忘れ続ける不老不死に憧れる。
イメージは背中合わせの男の子と女の子。
お互いにあらゆる記憶を欠損していくけれど、ふたりが同時に忘れることはないという盟約。
言葉で補い合って、物語を交換して、忘れた話を伝え直して、伝えた話を忘れ繰る永遠のカタチ。
きみが憶えていてくれるのなら、忘れるのだって怖くないよ。
2003-04-03[Thu]
野生の動物たちは、みんながみんな全戦全勝なのだと気付いた。
殆どの人間は弱いままでも不戦勝で、それは確かに間違っている気がした。
甘えるのはとても心地よくて、きっと生きることはこんなに生温くはないはずだ。
2003-04-06[Sun]
作品を通して作者を好きになるというカタチ。
小説を小説として捉えない、映画を映画として解さない。
あらゆるギミックを無視して、水面の向こう側に居る「ひと」に焦がれる一足飛び。
ジャンルごと愛してしまえば、やっと盲目になれる。
2003-04-14[Mon]
一秒後に無限地獄に墜ちているかもしれないという恐怖。
お風呂のように幸せすぎるから、のぼせて夢見が悪いのかもしれない。
2003-04-15[Tue]
死ぬのはとても恐い。
「嫌」という印象ではなくやはり「恐い」。
それはつまり、回避できないということ、なのだろう。
2003-04-16[Wed]
人間は本当に安定を望んでいるのかな。
心の底では別のことを願っている気がするけれど。
2003-04-19[Sat]
暇だとか退屈だとか、その台詞を使うのなら。
もう二度と忙しいとか死にたいなんて言わないと誓ってください。
2003-04-23[Wed]
死後の世界なんてくだらない。
黄泉がえりなんて馬鹿みたい。
死者への冒涜じゃないか。
もう逢えないから寂しいのに。
もう続かないから残酷なのに。
2003-04-25[Fri]
身体のために心を壊すか、心のために身体を殺すか。
意識的に選ぶのなら、やっぱりどっちだって尊敬することにした。
その覚悟はどうしようもなく「すごい」としか言えなかったよ。
2003-05-02[Fri]
夢を持つのはよろしくない。
掲げるのなら目標がいい。
漠然と走るなんて疲れてしまう。
ゴールが見えないのなら諦めた方がいい。
叶わないなんて許されない。
敵わないなんて許さない。
よそ見している暇は本当にあるんですか?
2003-05-15[Thu]
饒舌な小説家はとても少ない。
隣のあの子は、本当は小説家なのかもしれない。
2003-05-17[Sat]
「自分」なんてものは探すまでもなく持ち合わせているけれど、
むしろ「自分」を捨てる旅に出たい気分。
2003-06-06[Fri]
相性が善いということは、先に続かないということで。
相性が悪いということは、後に残るという話です。
2003-06-09[Mon]
嫌いの反対は、たぶん無関心。
好きの反対は本当に無関心?
2003-06-15[Sun]
きみがいいと思っていることが、
すべていいことだったら、いいのにね。
2003-06-24[Tue]
恋の告白を断ったことがなく、
恋の告白を受け入れられたことがありません。
愛されるよりも愛したいって、こういうことじゃないはずだよね。
2003-06-26[Thu]
理解されないなんて理解できない。
信じてくれないなんて信じられない。
2003-06-30[Mon]
ひとりぼっちの独り言。
きみという一人称。
悪意は自分に跳ね返って、
きみは自分に対してばかりサディスティック。
偽物も幸せになれるだろうか。
いつか、誰かと対話できますように。
(mono2.html/2003-06-30)


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