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Character Material
Reversible Rebirth[1] 三枝千種-サエグサ・チグサ-。 名家のお嬢さま。 何不自由なく育てられたが故に、思考が不自由な感じ。 妹との共通項は「知能指数」。 プロローグは曲がり角。 「おっと危ない」とばかりにお嬢さまの首根っこを掴むと、 その目の前を駆け抜ける白馬の王子さま。 出逢いを台無しにするという出逢い。 ドラマティック・シンドローム。 属性は「犬」。 歩いて電信柱にぶつかったりとか、 迫る階段に気付かなかったりとか、 放っておくと危なっかしい感じ。 古き良きツンデレ。 「出逢い」を重ねるごとにそれだけで「好感度」が増していく パブロフの、負け犬。 出逢いを潰して。 運命を断ち切った。 「その責任を―――取ってよ」 閲覧注意。 出逢いを求めて恋人を欲しがるその理由は「死期」が近いからで、 「子供が欲しい」という本能が暴走した結果。 主人公は責任を取るべきではない「ハニートラップ」。 それは青春を喰い潰す傷物語――― みたいな物語を挿入するかどうかは、紙幅次第。 明るく愉快な愛のあるダイアログを紡げますよう、指先に祈りを捧げるばかりデス。 セクハラを徐々に「嫌がらなく」なっていく、ステレオタイプの「ファースト・ヒロイン」。 Reversible Rebrith[2] 春狩冥子-ハルカリ・メイコ-。 生徒会長。 物語は食傷気味のドメスティック・バイオレンス。 厳しく躾られたが為に、適当に生きている感じの主人公が許せない。 「ひとりでばかり食べていると、お行儀悪くなりますよ」 食事作法が許せない。 軟派な性格が許せない。 なにより「違法」のセクハラが許せない! 「恋人同士でもないのに、それはダメですね」 「愛のある、体罰です―――」 膝枕は大丈夫で、 キスはもちろんダメだけど。 ハグの方ならギリギリセーフで、 胸を揉んだら殴り飛ばすコミカル・世界観。 境界線の駆け引き。 だけど恋人同士になったなら――― 妹との共通項は「虐待」。 感情的な両親と、意味のない躾。 人と比べれば比べるほどに惨めになるモノローグ。 誰か誰か わたしを助けてくれませんか―――? 「恋人」という契約に反転する性格と、家族愛を求める「セカンド・ヒロイン」。 Reversible Rebirth[3] 真中奈苺-マナカナ・イチゴ-。 援助交際。 妹との共通項は「貧乏」であることそれだけで、 あとは似ても似つかない明るい性格。 唯一セクハラを嫌がらない。 最初から主人公に好意を寄せる稀有なキャラクター。 そこに物語はなく、恋の告白さえ必要ない相思相愛。 運命の人。相性はいつだって最高値で、障害はひとつしかない。 主人公には幼馴染みがいる。 最初から好感度が最高値の、運命に味方される「ラスト・ヒロイン」。 Reversible Rebirth[4] 長峰鈴音-ナガミネ・リンネ。 主人公の幼馴染み。 独り暮らしの主人公を毎朝起こしに行き、 夜は押しかけ女房、新妻のように母親のように 妹のように世話を焼く真っ赤な他人。 元は同じ家で暮らしていた従姉妹だった。 主人公が暴力を振るったから、追い出された。 だけどいま、ご飯を作りに入り浸る彼女の後ろ姿。 妹を死なせてしまったのは他ならぬ主人公自身で。 代わりになってあげると笑った女の子を、だから言葉通りに虐め抜いて。 「名家のお嬢さま」に「虐待」を。 「好きになってくれた女の子」に、同じ過ちを。 唯一セクハラを受けず、 唯一好意を寄せられない背中合わせのキャラクター。 その最初の気持ちを忘れてしまった 「妹」として生きている「いま」となっては、主人公に恋人ができても祝福する? 嫉妬しない魅力。 ヤンデレない安心。 壊れている価値観。 総じてダブルヒロイン以上の物語が孕むメタフィクションの犠牲者。 全員を選ぶことはできない小説という枠組の中で、 最も選ばれる確率の高い、だけどそれだけの、その程度の存在。 青春の痛み。どの道を進んでもバッドエンドという選択肢の中で、 「妹」を引っ剥がした「真っ赤な他人」を選び抜くとき、初めて「幼馴染み」が書けるかもしれない。 いままで一度も書いたことがない「幼馴染み」属性の、背中合わせの「メイン・ヒロイン」。 Reversible Rebirth[5] 主人公にとって都合のいいヒロインであるよりは、 ヒロインにとって都合のいい主人公である方が―――都合がいい。 だから3人はそれでいい。 だけど最後のひとりは、 幼馴染みだけは別にしよう。 主人公にとって都合のいいヒロイン。 好きな子はいじめたくなること9年間のエスカレート。 セクハラに代わる「虐待」を考えないと。 @名前を呼ばない。 →呼ばない。 A家事を押しつける。 →というよりは、虐待したくなるくらいに「お節介焼き」である必要性があるのかも。 B「教科書見せて」と隣の席に頼む↓のお嬢さまの為に、全教科勝手に借りていく。 →出逢い妨害、一石二鳥。 (ただし内容はすべて憶えていたみたいな) C隣を歩かない。 →ドラクエ歩行。 D待ち合わせ場所に遅れることしかない。 →むしろ先に着いてそこらに潜んで動向をチェックする、みたいなイベントは必須かもしれない。 E荷物を持たせる。 →すごく自然に。 F「一口くれよ」の一言で半分くらい食べる。 →「言ってくれたら買ってくるのに」「それはいらない」 Gバレンタインの日にチョコを盗む。 →誰にも渡す気配がない? Hホワイトデーの日に手作りクッキーを食べさせる。 →料理下手なヒロインの料理を処理するのが「男」ばかりであることへのアンチテーゼ? I靴を隠して先に行く。 →他の章にて「通学路」を使いたいときに。 J小学生時代、悪役をやらせて成敗する。 →暴力を振るっていたのは小学生時代まで? K小学生時代、ベッドに押し倒す。 →未遂に終えても、それ以降スキンシップを取ることがなくなったみたいな。 L中学生の腕力で、本気で抱き締める。 →優しくする余地のない共依存。 序盤は少し引かれるくらい、酷い目に。 参考書が足りないかもしれない。少女漫画と青年誌が足りていない。 余りある4コマ漫画で補うしかない。すなわち「時間」に癒してもらう他にない。 それは「妹」を死なせてしまったお兄ちゃんの、再生の物語。 「火垂るの墓」から始まる魂の咆吼。罪悪感の数だけ優しくなる主人公の、ストレスの捌け口として。 都合のいいヒロイン。 魔王城を更新しました。 人がただ死んでしまうだけの話を厭うのならば、死なせてしまう話にしようと思っただけなのです。 Reversible Rebirth[6] 対象年齢―――いやさ、「精神年齢」が下がってきたかも。 高校生を書ける感じではないから、いつも通りの中学生にしよう。 それでセクハラとかも控えめにして―――同性がじゃれ合うくらいにして、 三度「男女の境界線」を曖昧模糊に沈めてしまえば、それがコモッコリー・クオリティだった気がするよ! 「出逢い妨害」アイディア出し。 @曲がり角、白馬の王子さま。 →首根っこを掴み、交通事故を未然のものに。 A転校生の男の子、空いている隣の席。 →目が悪いという転校生の為に、席を替わってあげる主人公。 Bヒロインのことがタイプかもしれないという男友達。 →セクハラによる「お手つき」誤解。 Cあの、落としましたよ。 →主人公にもらった「風俗関係の広告」がプリントされたポケットティッシュだった! D海で溺れた! コマンド? →人工呼吸より心臓マッサージの方が効果的であるという主人公の的確な行動! E階段から落ちて抱きとめられた! →主人公だった! F風船に託した手紙を、空へ! →主人公の家に届く手紙! G黒猫を拾う男の子を発見! →主人公だった! Hむしろ主人公が運命の人なのかも……? →「責任、取りなさいよ―――」 ドラマティック・シンドローム。 付き合っていると認識して以降、どんな仕打ちを受けてもドラマティックに彩ることができる幸せ。 四畳半の暮らしだって構わないわ、暴力的なところがあっても受け止めるよ、 だってあなたは運命の人でわたしのことを好きと言ってくれたのだから。 そういうドラマがあるのだから。 これは普通のことなのだ。 反転属性。 「恋人」という契約は他人を家族にしてしまう真っ赤な魔法。 染め抜いて。 魔界島を更新しました。 昨日まで手も繋がなかった人と明日にはキスをする関係に抱いていた違和感を、いまさらになって。 Reversible Rebirth[7] 思い出した。 主人公は―――セクハラ狼は、女子だった気がする。 本気で拒絶されることもなければ 受け入れられることも決してない、コミカルなリアクションを求めて。 セクハラ・エンターテイメント。 だけどどうしよう、いまのいままで忘れていたから。 「お兄ちゃん」と呼ばれると気が狂いそうになる、という設定が死んでしまう。 インセストの否定か、叙述トリックの礎か。 あるいは両手の花を咲かせるには――― お遊びで、男として育てられていた? そして4歳の妹はそれを信じていて、 「おおきくなったらおにいちゃんとけっこんすゆ」とかそんな感じで、 残念ながら大きくはなれないけれど。 うん―――大丈夫。 あとは5歳の「お姉ちゃん」を書くのに難儀しそうなくらいで、 「幼少のみぎり」パートが長すぎることくらいしか―――文句はない。 「しんちゃん」や「よつば」と同い年か……。 ふたりして語彙が豊富すぎて、どんなものだったか分からなくなりそうな……? 4歳にして性別が分からないのは、一緒にお風呂に入らなければ問題ない気がする。別々に愛されたんだ。 (log3-b.html/8888-88-88) |
Reversible Rebirth
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